《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ！」　－13ー

10年位前かな？
”勝ち組・負け組”などという言葉が流行った。
事業で成功したり、
お金持ちになったり、
有名になった人達を称して”勝ち組”と位置付け。
その逆の人達を”負け組”と位置付けた。
私からすると、
全く意味のない、
愚かな言葉だと未だにつくづく感じる。

私の実父は65歳の若さで大腸癌と闘いながら黄泉の国に旅立った。
その時の担当医に教えていただいた話だが、
癌細胞は増殖のスピードが速く、
免疫系の働きとの競争のようなところがある。
であるなら、
免疫系がより効率的に、
強く働くかどうかが病状に大きな影響を与える。
「原理原則」からいうとこうなる。

「あなたは癌です！」と告げられたとたんに、
趣味も、
日々の楽しみもすべて放り出してしまう人がいるが、
私は、
そういうパターンに陥ることこそ”負けパターン”になることと思っている。
それは、
死んだ父から教えられた。
父は癌と告げられた時、
『最終的には負けるだろう。でも、叶わぬまでも
可能な限り手向かう！』
大きな手術を3度も迎え撃ち。
余命1年といわれたのを3年生きた。
その間、
全く病人らしくなかった。
私はこういう姿こそ”勝ちパターン”の姿だと、
今でも確信している。

そんな父が残した最後の言葉。
「人生とは生きて虹となり　死して光となることだ」
この奥深い言葉は今でも、
心底まで理解できてはいない。
恐らくは、
「生きて虹となり」・・・人に良い影響を与える架け橋のような生き方をしろとの意味だと解釈している。
「死して光とならん」・・・生前お付き合いいただいた方々に、『あぁ～こんな時、禰宜さんはこう言っていたなぁぁ～』と思い出されるような人になれとこう解釈はしているが、
未だ成し得ず！