《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 -2ー
もちろん、
健康に「気」を配ること自体は良いこと。
間違いなく良いことであるが、
”老化”はまず、
心の中に忍び寄ってくる。
食生活もそうだ。
野菜は農薬がかかっていて身体に害が出そうだ。
肉はコレステロールが高そうだし、
炭水化物は糖の塊だぁ~・・・・・と、
不安がって生きていたら、
かえって、
毎日の食生活に充実感が損なわれ、
何を食べても、
嬉しさや、
喜びが味わえなくなってしまいそうだ。
私も60を過ぎてから、
炭水化物を控えるようにはなってきたが、
考えて見れば、
それまで50年以上もそれを主に食生活を送ってきている。
うどんや蕎麦などは、
健康食品だと思い込んでいたけど、
米よりもはるかに身体に良くないらしい。
結局、
そういう健康本を覗き込んでみると、
私など、
ほとんど食べるものが無くなってしまう(笑。
大切なのは、
”足るを知る”ことだ。
宴会や旅先で、
ここぞとばかりに、
腹がはち切れるほど放り込んだり。
お酒だって、
『今日はとことんやろう!』などと、
前後不覚になるほど呑まないことだ。
これは食事だけに限ったことではない。
収入も同じ。
贅沢は出来なくても、
日常生活を不自由なく過ごせていればそれで充分。
ところが私達は、
”他と比較すること”でしか、
自分の幸せを測る術を知らないから、
「他人よりも上!」、
「他者よりも高く!」、
「誰よりも多く!」、
「隣よりも早く!」が満足の基準になっている人が多くいる。
まずはその基準を、
”相対的”なものから「絶対的」な基準に変えていかないと、
健康というものは、
どんどんと遠ざかっていく。