第2,847号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -33-

 

私がブログを始めた理由は、
私が取組んでいる、
「意識改革セミナー”ベーシック&アドバンス”」という2日間のセミナーで、
多くの受講生達から受講後に質問やら相談が舞い込んできたのがはじまり。
本来は経営者向けの意識セミナーとしてスタートしたもので、
当初は4日間の合宿スタイルで行われていた。
ところが、
受講された経営者の方々から、
『従業員に聴かせたい!』という声が上がり、
そうなると仕事の関係もあり4日間が難しく、
ちょうど100回目を迎える頃から2日間に絞り込んで始まった。
そのために時間的制約から、どうしても伝えきれないこともあり、
受講生一人ひとりの”悩み”に一緒に向き合える時間も少なく、
それではブログを書くから、
それを復習資料として、
参考にしてくださいということでスタート。
最初は受講生からの質問があると、
それについてだけ書いていたが、
比叡山延暦寺の大僧正のお話を聴く機会が、
私のブログへの取組み方を大きく変えてくれた。

その話というのがこれ。

中国唐代に活躍した
香厳智閑(きょうげんちかん)禅師にまつわるエピソード。
禅師は出家する前から聡明とうたわれ、
博識を得た人だったそうだが、
ある時、
師から与えられた問答にその答えを探れずに自分に深く悩み、
それまでの知識だけに囚われていた自分に気付き、
そういう自分に失望して、
書物をすべて焼き捨てたそうである。
その後、
彼は師と慕う方の墓守をして過ごすことになったそうで、
毎日毎日、
変わらぬ墓掃除を送る日々だけが続いたそうである。
そんな時、
手にしていた箒が落ちていた瓦のかけらを履き飛ばし、
それが竹にあたって小さな音を立てた。
その”小さな音”が、
禅師の心に何かを感じさせ、
悟りを開かせたというエピソードで、
後にこれは「香厳撃竹(きょうげんげきちく)」という禅語を生み出したそうである。

「香厳撃竹」
”コツコツとたゆまず同じことをやり続けることの大切さ”を教えてくれている言葉。

私のブログはその話がキッカケで、
本日まで、
2,847日間一日たりとも欠かすことなく
書き続けることが出来ている。
でも、
大切なことは2,000日以上続いたことではなく、
一日一日を積重ねてきたことでしかない。

受講生の方々にも、
是非、
ご自身でコミットメントされたことを、
周囲に左右されず、
日々、
積重ねていっていただきたい、
どこかで突然、
”撃竹”の音が何かを感じさせてくれるはず。

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