《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -5-
”比較する”ことを捨てると軽くなれる。
心配事や悩み事を無くしていく方法に、
”過去に縛られない”というのがある。
私達の多くは、
過去の出来事をクヨクヨと思い出しては落ち込んだり、
”過去に縛られる状態”を自ら作り出しているところがある。
禅の言葉に「一息に生きる」という言葉がる。
表す言葉のとおり、
一呼吸一呼吸を一生懸命に、
丁寧に生きていきなさいという意味。
「過去は変わらず 未来は知れず 今この瞬間こそが人生」
この言葉も同じことを意味している。
過去はいかなることがあろうと、
その出来事を変えることは不可能。
未来があるとはいえ、
それはいつ絶え果てるか?
これを知る人は誰もいない。
未来にある保証はただ一つ。
”人は必ず死する!”ということだけ。
時間という流れの中で、
私達は、
過去から現在につながり、
その現在も一瞬にしてまた過去となり、
次の未来へのつながり、
それがまた新しい現在として、
一瞬(一息)の間だけ存在する。
私達の人生は、
死んでは生まれ、
生まれては死んでという生死の繰り返しが
”生きる”ということである。
仏教ではこれを「三世(さんぜ)に生きる」という。
つまり、
私達の人生は、
この一瞬一瞬の積み重ねでしかないということ。
過去にこだわって生きているということは、
今の生き方に対する自信の無さを表明しているようなもの。
過去の出来事は変えられなくとも、
この一瞬をどう生きるかでその“意味付け”だけは変えられる。