(“ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの“思い込み”に左右されている!」-9-
今月は早くも入社式での講演が待っている。
この入社式での講演。
顧問先を含め、
毎年4社にお邪魔するが、
いつも感じることがある。
それは多くの方が、
『会社のために一日も早く立派な社員に成られてください!』
こういうお話をされること。
私も、
47年前に入社式でこの言葉を贈られた。
その言葉をストレートに受取ってしまい、
後に、
これが大きなストレスとなったものである。
こういうお話をされる時は、
言葉不足にならないようにすべき。
“会社のために!”とは、
自分のことを、
「自分がやれることを愚直に一所懸命にしなさい!」ということ。
サービス業務の“お客様のために!”も同じ、
よく安売りしているお店で、
『赤字覚悟でやってます!』などというコメントがあるが、
赤字覚悟でビジネスをする人などいない。
それではビジネスにならなくなってしまう。
“会社のために!”と思うなら、
直ぐにやれることがある“無休で働くこと”。
“お客様のために!”というなら無料にすればよい。
仕事に取組む、
生業にするとはそんなことではないはず。
“お客様は神様です!”
こんな時代は終わった。
お客様が神様なら、
私達は奴隷のようなもの。
自分の考えも持てなければ、
意見なども言えず、
その存在価値、
意義すら無くなってしまう。