第2,309号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場の人間関係はここがポイント」  -23-

 

苦手な人との付き合い方のポイント3つ目。

3つ目は”ラポールの構築”。
”ラポール”とは、
難しい言葉でいうなら「精神感応」。
つまり、
”何もしなくてもフッと心が通じ合うこと”をいう。
そういう意味から
「関係性」そのものの意味で使われることが多い。

例えば、
お客様との”信頼関係”を構築するには、
期限を守るとか、
問題が発生したら、
隠さずに直ちに連絡し相談するとか、
こうした、
どちらというとそれに取組む姿勢のようなものが問われるが、
”ラポールの構築”とは、
そういうこと以前の、
「何となく好感が持てる!」といった感覚的な要素。
心理学上では、
そのテクニックとして
相手のしぐさを真似るといった手法があるが、
大切なことは、
自分自身の愚直で一所懸命な姿勢。
結局はそこに尽きる。

私の受講生にもそういうのがいた。
挨拶は暗い。
会話をしていても相槌も少ない。
アイコンタクトも少ない。
でも、
よく観察していると、
遅刻をしていないのは彼だけ。
集合時間にはいつも一番にやってくる。
他人のやることに、
『あの程度なら誰にでもできる!』といった、
自分と比較して
『お前は劣っている!』と見下すようなことで、
自分を高めて見せるようなこともしない。
ただ黙々と、
”やれること”をやり続けていた。

いつの間にか、
私は彼のことが「なんとなく好き」になり、
今では最も信頼する相手になっている。

職場の人間関係・・・・、
まず意志気することは、
お互い
”人としての尊厳”に違いはないことを知ること。

真の“共通点”はそこに在る。

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