《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー45-
私が顧問としてお手伝いしだした頃、
まだこの組織には「記録」という習慣が定着していなかった。
「記録」としてあるのは、
売上、客数、客単価に、
各使用原材料の使用量と仕入単価くらいのもので、
店舗の営業記録からさかのぼって店の運営状況を垣間見るのに苦労したものだ。
それから1年かかけて、
原材料と売上額と商品別売上数から逆算した、
原材料の適正使用数量の割出しシステムなどを構築。
そして、
あのエリア長が担当していた店舗の巡回チェックの時。
1年前の売上データを追いかけていると、
原材料の使用量から割出される計算上売上と、
実質売上との間に大きな乖離が出た。
あのエリア長は統括部長に昇格。
あの時の店長はエリア長に昇格していた。
私は担当役員に依頼し、
すぐさま2人を店舗に呼び出した。
私の質問に2人は顔を見合わせながらうつむくだけだったが、
一つひとつ問い詰めていくと、
エリア長(当時店長)が口にした・・・・。
『すみません売上を動かしました』
『えっ?』
最初、
私はこの意味が理解できなかったがすぐに状況は把握できた。
残念だがその後の検証結果で2人は解雇までには至らなかったが依願退職で、
会社を去って行った。
そしてこの2人の昇格を決定したA役員も責任を取り降格。
理由はその昇格推薦書に残されていたA役員の言葉だ。
「中身はどうあれ売上という数字で結果を出している」
「結果」の数字だけを見て判断した浅はかな人事の結末だった。
組織というのはいつの世でも、
『上手く動いているなぁ~』と感じた時が”テコ入れの時”。
何かが起きてからではもう遅い。
組織の表面的なところだけを見ているとMGRの仕事は務まらない。
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