《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー38-
「報告・連絡・相談」
ビジネス組織の中だけに限らず、
組織という場においては、
欠かすことのできないコミュニケーションスキルとして知られているが、
この「本質」を正しく共有している組織となるとかなり少なくなる。
こんな笑い話もある。
新入社員研修で「報告」の重要性を習った新人社員が、
社長が『出かけてきます』と外出して戻られた時に、
『社長はどこで何をされてたんですか?なぜ”報告”が無いんです?』と、
真顔で先輩社員に尋ねたという。
「報告」という作業の本質を正しく理解されている人には笑い話だが、
彼からしてみたら真剣な質問だった。
「報告」とは、
在った出来事や自分自身の過去の行動内容を、
それを知らない人達に教えるために行うものではない。
「報告」とは、
指示命令を出した人に対して、
それを受けた人がその途中経過や作業結果を、
命令者が求めることから優先して伝えなければならい「義務作業」なのである。
「連絡」も”単なる伝言ゲーム”ではなく、
「連絡」とは、
一つのことを伝える側がそれを知らせ待つ人に対して、
その人が望む内容を望むように伝え作業で、
言い替えるなら伝え手側の「気配り・心配り・重いやり」の表現作業といえる。
最後の「相談」とは、
これも”解決”とはき違えている人がかなり多くいる。
例えば仕事に行き詰っていると、
『Aさんに相談してみたら・・・・』と言われると、
勝手に『Aさんに話したら解決するかもしれない・・・』と思い込む。
誰に相談したところで自分が抱えているものは解決などしない。
「相談=情報」でしかないから。
言い替えるなら、
他人の言葉やアドバイスを借りて、
自分自身が気付けずにいたことに対して気付くチャンスでもある。
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