第5,393号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー38

報告連絡相談
ビジネス組織の中だけに限らず、
組織という場においては、
欠かすことのできないコミュニケーションスキルとして知られているが、
この本質を正しく共有している組織となるとかなり少なくなる。

こんな笑い話もある。
新入社員研修で「報告」の重要性を習った新人社員が、
社長が『出かけてきます』と外出して戻られた時に、
社長はどこで何をされてたんですか?なぜ報告が無いんです?』と、
真顔で先輩社員に尋ねたという。
報告」という作業の本質を正しく理解されている人には笑い話だが、
彼からしてみたら真剣な質問だった。
報告」とは、
在った出来事や自分自身の過去の行動内容を、
それを知らない人達に教えるために行うもの
ではない。
報告」とは、
指示命令を出した人に対して、
それを受けた人がその途中経過や作業結果を、
命令者が求めることから優先して伝えなければならい
義務作業」なのである

連絡」も”単なる伝言ゲーム”ではなく、
連絡」とは、
一つのことを伝える側がそれを知らせ待つ人に対して、
その人が望む内容を望むように伝え作業で、
言い替えるなら伝え手側の
気配り心配り重いやりの表現作業
といえる。
最後の「相談」とは、
これも”解決”とはき違えている人がかなり多くいる。
例えば仕事に行き詰っていると、
『Aさんに相談してみたら・・・・』と言われると、
勝手に『Aさんに話したら解決するかもしれない・・・』と思い込む。
誰に相談したところで自分が抱えているものは解決などしない。
相談情報でしかないから。
言い替えるなら、
他人の言葉やアドバイスを借りて、
自分自身が気付けずにいたことに対して気付くチャンスでもある。


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