《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー17-
「リーダー(MGR)」が陥りやすい意識の中にもう一つある。
それは「待つこと」を自覚できているか否かだ。
何事も思い通りの方向に向かうまでにはタイムラグがある。
部下の作業の一つひとつから実は、
「大きな気付き」が出てはいるのだが、
愚かな「リーダー(MGR)」はこれに気付けない。
部下が行った作業の結果現象だけを見て、
すぐさま”思い通りの結果”を導き出そうと自分から手出しをしがちになる。
その分、
部下の失敗は一時的に減るかもしれないが、
彼らは間違いなく「学ぶ機会」を失う。
または、
一時的に落ち着いたチームの様子を見て『これで大丈夫だ!』と思い込むが、
落ち付いたように見える中にこそいつも”問題”は隠されている。
プレーヤー時代なら、
目の前の一喜一憂に集中するだけで良かったことも、
MGRになればそれを長期的に見つめなくてはならなくなる時もある。
マネジメントは毎日継続する必要のある長期戦だ。
「士気を上げる」ということを”テンションを上げる”ことと勘違いすると、
それは”麻薬”と同じで最初は強い刺激があるがだんだんと効かなくなっていく。
「部下を育成する」ということは、
”部下を思い通りにする”ということではない。
日々、
自分の「ありのままの姿」を見せながら、
そこから小さな気付きを与え続けていくということ。
これを忘れてはならない。
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