《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”悩み”を考える!」 -7-
二番目の”悩み”は「煩悩」だ。
私達の”行動原点”は「欲」だけで成り立っている。
ボランティアだって、
無欲ではない。
『誰の役に立ちたい!』という「欲」が起こさせる行動。
この”行動原点”が在る限り、
「煩悩」は生涯ついて回る。
「煩悩」とは仏教用語の一つで、
”惑(わく)”、”随眠(ずいみん)”ともいわれ、
人としての”悟りの境地”を妨げていく。
この”悩み”を解決するにはどうしたら良いか?
出家して修行僧の世界に行けとか、
強く我慢をしながら、
欲望を抑えていけなどとはいわない。
「欲」は人の”行動原点”である以上、
成長する上でもまた欠かせないもの。
ただ、
その「欲」の持ち方というか、
「欲」の種類を少し考えた方がよい。
どうも私達は、
”五感”というシグナルキャッチ機能しか持っていないから、
小さいよりは大きなもの、
少ないよりは多いもの、
低いよりは高いものと、
”相対的”な物差しで物事の良し悪しを測ろうとする。
だから、
『夢を持ちなさい!』というと、
『大会社の社長になる!』
『大きな家を購入する!』
『1,000万の車を手に入れる!』
『有名になる!』などなど、
どれもこれも、
何かと比べて”凄い”というようなものを追い求めようとする。
他人さまと比べて、
同じだったり、
それこそ少しでも劣っているようなら、
それが”夢”などとは呼べないとでも思い込んでいるように。
私達が”五感”で感ずるものは
確かに全てが”事実”ではあろう。
でも、
その”事実”の裏側には
常に「真実」が眠っていることを忘れてはならないということ。
続きはまた明日!