《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”悩み”を考える!」 -6-
「過去の”悩み”」とはどう向き合えばよいのか?
私達の自己分析における”自我状態”の中には、
1.知っていることを知っている自分
2.知らないことを知っている自分
3.知らないことを知らない自分
この3とおりが存在している。
1と2は問題ないとして。
3の「知らないことを知らない自分」というのは厄介だ。
なにしろ”知らない”のだから、
気付くことさせ出来ない。
この”知らない”部分に、
私達には「過去」が大きく影響している。
子供の頃の嫌な体験。
怖い体験。
辛い体験。
忘れよう忘れようとするから、
他人に語ることもない。
他人に語れないから、
どんどんと自分の心(脳)の中には、
大きな存在として居座ったままになる。
いわゆる”トラウマ”といわれるもの。
大小の差はあれど、
誰にでも一つや二つはあるものだ。
こうしたモノから解放されるには、
まず”時間”が必要になる。
私も過去にそういうことがある。
21歳の体験が語れるようになったのは、
それから30年が経ってから。
それまでは、
『忘れよう!忘れよう!』と自分に言い聞かせていたから、
忘れられるはずもない。
でも、
それを他人に語れるようになってからは、
意識して思い出さない限り、
思い出すこともなくなった。
そう!
そういう「過去の”悩み”」は他人に語ってしまうことだ。
(誰かれ構わずというわけではない信頼できる人に!)
その時点で、
その過去の出来事に対する受け止め方が180度変わる。
まずは”秘密”でなくなるから、
気持が楽になる。
そして、
その変えることのできない
今もなお”悩み”として残る過去の忌まわしい体験も、
その事実は変えることはできないが、
その後の意志気の持ち方、
行動の違いが、
その「過去の”悩み”」の《意味づけ》を
大きく変えてくれることになる。