第2,225号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -9-

 

私達は自分のことはさておいて、
他人の欠点には至極当然のごとく敏感である。
自分が表面的な行動しかとれていない人間というか、
そういう行動を意識的に取っている人間。
『任せてください!』とか、
『完璧にこなしますから!』とか、
『バンバン行っちゃいましょ!』とか、
こういう言葉を、
さも”前向き”な姿勢と勘違いしている人間ほど、
他人の欠点には敏感・・・というか、
自分の基準と差がある状態は、
全てが欠点と思い込んでしまう。
こういう人間は、
相手の”全体”を受け入れようとしていない。
相手に望んでいることは、
自分が欲しいと思う状況やコトだけ。

「関係性」を築くには、
相手の全体を受け入れることである。
欠点も長所も、
魅力も嫌なところも持ち合わせてこそ人間。
その上で、
人として最低限のレベルに達しない行動(挨拶、礼儀・礼節、嘘をつかない・・・こういうことが守れない人間のレベル)をとっている相手は
切り捨てればよい。
そういう人とは「関係性」を結ぶ価値が無い。
そういう相手が近づいてきたら、
それは、
あなたから何かを欲することだけが目的の、
「私欲関係性」でしかないから。

「関係性」は数じゃない。
100人表面的な関係を築くなら、
たった一人の人と「真の関係性」を築いた方がまし。
ところが、
「関係性」を築くのが下手な人は、
どうもその数や、
あいての表面的に良いところばかりを追い求める。
『あなたは笑顔が素晴らしい!』
『あなたは真面目なところが良い!』
自分が勝手に良いと思い込んだところを褒める。
こういう人の「関係性」は永くは続かない。
人間は笑顔になれない時もある。
羽目を外したい時だってある・・・だから”人間”。
表面的な”思い込み”で「関係性」を築いている人は、
そんな時に大きく失望する。

”良いところ”だけを拾い集めて、
表面的に見る人は、
信用はできても、
”信頼”出来る人とはなかなか巡り合えない。

 

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