第2,224号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -8-

 

”他人と過去は変えられない!変えられるのは自分と未来だけ!”
よく耳にする言葉だが、
人は他人を変えるどころか、
他人を理解することだって難しい。
最近私は、
企業さんの研修でよく伝えることがある。
「部下のモチベーションを上げる」とか、
「部下のやる気を100%引き出す!」とか、
人材育成はそんな他人視点では不可能だと。
サービス業のおける”お客様目線”というのも、
勘違いしている人が多いようで、
「お客様に役立つサービスを!」とか、
「お客様の感動のために!」とか、
大切なことはそんなことではない。
大切なことは、
部下の育成も、
お客様にファンになっていただくことも、
≪全ては自分≫を忘れては始まらないということ。
「部下のモチベーションを高めよう!」と言っている人間が、
遅刻をしていたり、
会社の不満を口にしているようでははじまらない。
「お客様に感動を!お客様にお役立ちを!」を言っている人間が
他人に対して
礼儀・礼節を忘れた行動をしていては始まらない。

職場の「関係性」では、
多くの管理者が見落としていることがある。
それは・・・・個々の”価値観基準”。
これは美味い不味いと一緒で、
一人ひとりが全く異なる。
新入社員研修が始まる前の”内定者研修”では、
この「価値観基準」を共有化しなくてはならない。
”仕事への取組みは生活の手段”という「価値観」の人に、
”仕事への取組みは生き方そのもの”という人が、
『なんでもっと必死に取組めないんだ!』と叱責したところで、
温度差がありすぎて、
いくら大声出したところで効果は無い。
『なにを熱くなってるんですか?
うちのような同族会社は頑張ったところで先は決まってます!』
こんな言葉を返されたら、
それでお終い。

「関係性」を築くうえでの大前提は
この「価値観基準」の共有化であることを忘れないように。

 

禰宜猛のアバター

投稿者


最近の投稿


カテゴリー