第2,223号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -7-

 

いつも言っているけど、
人生でやることに”意味”など存在しない。
セミナーでも、
一つのカリキュラムを告げると、
『それをやることにどんな”意味”があるのですか?』と質問する受講生がいるが、
私はいつもそういう人にこう応えている。
『判りません?”やってみれば判るのでは?”』
どのような経験も、
その人の受け止め方次第。
”意味”のないことばかりだけれど、
決して無駄にはならないはず。
こう捉えることこそが
「ポジティブシンキング」といわれるもの。
『やるぞ!』とか、
『負けるものか?』と、
こぶしを突き上げるように、
自分の態度を誇示することが”前向き”とは違う。

先日も、
30代の若者で、
『希望した職に就けなかったから!』と、
”意にそわないこと”があって
入社1年にも満たずに退職した若者がいる。
確かに、
勤務地は選べない。
上司は選べない。
やりたいことだけはできない・・・などなど、
サラリーマン生活は”意にそわないこと”が山ほど出てくる。
でも、
そんなことでいちいちやる気を無くしていては、
どこの会社に行ったところで、
「関係性」はおろか、
毎日の生活を全うすることなど難しい。
だからといって、
『起業して独立しよう!』と、
まるで、
起業すれば、
そこパラダイスかのごとく思い込んで、
直ぐに退職届を出す人が増えているけど、
起業して独立すれば、
良くて数年は金銭的にも足場が弱く、
結局はサラリーマン時代より
さらに厳しい条件下で生きていかなくてはならない。

”意にそわないこと”から逃げている人は、
そのことで
自分の人生の”可能性”が狭められていることに気付けない。
どんなことでも、
”意味”はないけど、
人生に役に立たないことなど一つも無い。
周囲の人達との「関係性」の第一歩は、
ともかく、
自分に与えられた役割に、
一所懸命に愚直に取組み、
汗と涙を流しながら、
「やれること」に全力投球することである。

”世の中は根気の前に頭を下げることを知っている”
夏目漱石のこの言葉。
いつも忘れないことだ。

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