《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー223-
人間の持つ煩悩とか苦労というものをよく観察してみると、
その大部分は、
「人としての道」から外れて、
一動物的な”欲心”か、
または一時の感情念から湧き出したものがほとんどと言える。
天風哲学では、
こういう人のほとんどは、
「自己陶冶が成されていない」と教えてくれている。
この「陶冶(とうや)」とは、
陶器や鋳物を創る時に、
そこに作り手の「想い」というか、
人として「在り方」が浸透されていないと、
それは”ただのモノ”に過ぎなくなる。
企業でなどいう「経営理念」というのがこれにあたる。
ただ儲ければ良い。
ただ会社を大きくして有名企業にすればよいなど、
こうした意識の上に立つ「在り方」は、
正に”「自己陶冶」されていない組織”と言える。