《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー33-
「人事考課」を適切に行うには、
毎日の管理状況を記録に残すことが求められる。
私達の”記憶”というのは誰でもが時間とともに薄れていく。
「記録に勝る記憶無し」という言葉があるが、
この”記憶”を永遠のものとして残し、
過去にさかのぼって、
その事実を明確にしていくのが「記録」だ。
”記憶”だけに頼った「人事考課」ほどあてにならず、
そこには忖度などの取引的なものさえ見え隠れさせてしまう。
ではいったいどのようなことを「記録」しておくべきなのか?
まずは”行動記録”だ。
部下がいつ出社し、
一日どういう行動を取ったか?
これはタイムカードや活動報告書で充分だ。
ただし、
この「記録」をもとに「人事考課」を行うのは、
早くても半年後になる。
いつどこで何をやったか?
これは別紙を準備して、
くどいと思うほど具体的にその時の環境状況や、
現状状態を記録していく。
この記録内容を、
後の「人事考課」のどの評価項目で検証するのかも記録しておくとさらに役立つことになる。
こういう「記録作業」は確かに面倒くさい。
『なんでここまでやらなきゃならないんだ?』とも感じる人もいるだろう。
しかし、
それが非評価者である部下からすれば、
『あぁ~ここまでやってくれているんだぁ~』と受け止める部下もいる。
こうなると、
評価内容を一々説明して、
「人事考課結果」を納得してもらう手間さえも省けることになる・・・・・”企業組織の生産性”とはこういうことをいう。