《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情”の本質を知ると”感情”に振り回されない」 ー7-
”感情的になりやすい人”というのは、
一般的には、
すぐに泣き出したり、
怒り出したりする人というイメージが強いが、
実はそういう一面的なことを指しているのではなく、
「いつも何かを気にしすぎる人」
「いつも同じ人(同じ場面)で引っかかる人」というのも、
”感情的になりやすい人”と見ることができる。
例えばこんな事例がある。
H部長と部下のT君。
この二人の「関係性」はよくこんな展開になる。
H部長は店舗管理部の責任者で、
部下のT君は、
H部長が管理する店舗の一つを任されているが、
T君は、
『H部長とはどうしても合わないんです。
普通に受け答えをしていても、
言葉もキツクて耐えられない時もあります。
仕事の評価でも、
「これじゃ全然ダメだ」それだけです。
挙句の果てには「お前は最低の店長だな」と、
罵声を浴びせられることも多くあります』。
こんな調子だから、
H部長が巡回視察に来ると、
「何とか早く終わらせたい」と考えるようになっていった。
対してH部長は、
『あいつはいつもおびえた感じで自信というものが感じられない。話しているだけでこっちが苛立ってくる』
互いに”感情的”になりなかなかかみ合わない。
会うたびに嫌味を言われるT君は、
ムシャクシャした気分になり、
そのはけ口を向けるところもなく、
やがて「気」が滅入ってしまい落ち込むようになっていった。
H部長はH部長で、
会うたびに自信無さげにハッキリしないT君に嫌気がさし、
巡回で出向くたびに、
『さっさと終わらせたい』という気持ちが強まっていく。
「感情」に振り回されやすい人というのは、
この事例のように、
いつも同じパターンで、
いつも特定の相手と、
同じことを繰り返していることに気付けない。
この二人どうなるのか?