《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情”の本質を知ると”感情”に振り回されない」 ー6-
「感情」に振り回されないようにするには、
”これしかない!”という受け止め方ではなく、
「いろいろある」という受け止め方を心掛ける。
物事を”やんわりと受け止める”こと。
私も若い頃は、
白黒つけないと気が済まない性格で、
この”やんわりと受け止める”というのがとても苦手だった。
だから、
会議の席上でも、
自分の意見が少しでも批判されると、
『じゃぁ~私が間違っているとでも言われるのですか?』と、
相手かまわずに反論していた(笑。
すると当然ながら相手も、
『そんなことは一言も言ってないだろ疑問点を質問しただけだ』
こう返してくる。
こうなると、
会議で”何を目的にしているのか?”が不明になりだし、
「自分の意見が正論と認めさせること」が
まるで目的のように変化していってしまう。
研修でも昔は、
受講生が批判的(こちらが勝手にそう思い込んでいた)な意見を言ってくると、
『なんでこいつは理解出来ないんだぁ~?。
こちらがこんなに一生懸命に取り組んでいるのに・・・・』と苛立ちを感じたものだが、
今では、
『あぁ~そういう考え方もあるよなぁ~』と受け止め方を変えられるようになった。
そんな私を、
古い受講生は、
『先生丸くなられましたね』と笑うことがあるが、
歳を重ねて少し幅が出てきたと自覚はしているが、
実はあの頃の方がはるかに優しさにも溢れていたともいえる。
それから考えると、
いまは逆にドラスティクで厳しくなっているのかもしれない。
ただ自分自身を振り返ってみると、
あの頃の私は、
”嫌な「感情」”を放っておくのではなく、
それにこだわってどんどんと膨らませていたのかもしれない。
こうなると日常生活の中でも、
チョッとしたことで”嫌な「感情」”につかまりやすくなる。
だとすれば、
それは周囲の誰のせいでもなく、
ましてや自分のせいでもなく、
自分自身の単なる”受け止め方”の問題ということだ。