《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！》
「”IQ“よりも”EQ“の時代！　”感情”に強くなろう！」　－42－

”今の自分から逃げている”
これを「自覚（受け入れている）」している人は非常に少ない。
平たくいうなら、
「他人は他人　自分は自分」
このスタイルを貫いて生きている人が少ないともいえる。

「EQ能力」というのテクニックとは違う。
テクニックとは異なるから、
小手先の”術”で向き合っていると、
自分自身が疲れてくるだけだ。

良い人を演じて、
『私より他の人が喜んでくれれば・・・』
『私より他の人の役に立てれば・・・・』
『私の給与より会社に貢献できることが嬉しい』
こういう姿勢（演じている姿勢）は長続きするはずがない。
サービス業でその昔、
『さぁ～！”笑顔作りの練習”をしましょう！』と言って取組んでいた朝礼のようなものだ。
”笑顔作り”・・・・つまりは「作り笑顔」だ。
心の底から、
楽しくて、
嬉しくて出てくる「笑顔」とは全くの別物だから、
長く続くはずがない。
長く続いたとしても、
それは”演技慣れ”のようなものだから、
売場（お客様の前）を離れると、
休憩室で使ったテーブルや椅子がそのままだったり、
見かけはお上品に見える女性が、
足組みをして、
加えタバコで大笑いしていたり、
お客様の前とはまるで別人の様相で存在している。

こういう輩も、
”今の自分”が「自覚」できていないといえる。
人は「自覚する」という意志を持って、
はじめて次の行動をとる。

ベロンベロンに酔っている人間に、
『呑み過ぎだからもうやめろ！』といっても、
『俺はでぇ～じょうぶだぁ～』という人間は、
自分がつぶれるまで酒を呑み続ける。
「自覚」してる人間なら。
『そうだなぁ～少し呑みすぎたな』と直ぐにやめる。
「感情の識別」とはこういうことをいう。