《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!》
「”IQ“よりも”EQ“の時代! ”感情”に強くなろう!」 -41-
”今の自分をしっかりと認識自覚する”。
これは「EQ」でいうところの「感情の識別」そのものになる。
自分自身の「感情」が「識別」できなければ、
それを”自覚”することはできない。
というより、
自分自身の「感情」が「識別」出来ないということは、
自分自身の心の状態が混乱していることすら気付けていないということになる。
「EQ」のさまざまな書物には、
”感情をコントロールする”という表現が多く出てくるが、
「EQ」というものに、
私達人間の”行動心理”を組入れた私の考え方では、
”コントロールする”という意識は捨てた方が良いと考えている。
なぜなら、
基本的に、
人は自分の「感情」を”コントロールする”ということは極めて難しいから。
別の言い方をするなら、
”コントロールしよう”とすると、
私達はそこに”我慢”とか”頑張る”といった、
心に負荷を加えなくてはならなくなるから。
そういう心の状態は継続性に欠けてきて、
やがてストレスや苦痛を生み出すだけになる。
だから私はセミナーなどでは、
『無理にそういう自分を変えようとするな。
そのために、
頑張ったり我慢もしてはいけない』とアドバイスしている。
そんなことをしなくても、
「そういう自分を自覚する」・・・これだけで十分だと。
「EQ能力」の低い人はこの”自覚”ができない。
”今の自分”というのは知ってはいるのだが、
いつもそんな”自分から逃げている”から。
例えば、
「対人関係が弱い」という自分を知ってはいる。
そうなった原因も薄々知ってもいる。
でも、
そのことは”自分が一番忘れたい嫌な出来事”。
それを今の周囲の人たちに知られると、
『また同じようなことが起きるのでは・・・』という不安から、
『私にはそんなことは無かった』という顔をして、
自分を演じて生きていくしかなくなる。
”今の自分”から逃げている以上「自覚」すること、
つまりは”受け入れるコト”はますます難しい。
続きはまた明日。