《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”IQ“よりも”EQ“の時代! ”感情”に強くなろう!」 -26-
実はK課長。
人一倍頭の回転も速く、
知識も豊富。
そのために、
自分のペースだけで仕事を進めてしまうところがった。
部下に指示を出す場合でも、
『こんなことは常識だから解っているはず』と、
どんどんと進めてしまいがちだった。
部下からすると、
『結局、着地点はどこ?』
『何を求めておられるの?・・・もぉ~勝手にして』
こういう雰囲気が漂うようになっていた。
さらに、
頭の良い人だから、
あまりメモを取らない。
全ては自分の頭の中に入っているとばかりに、
部下とやりとり、
自分で出した指示さえ忘れてしまうことも多かった。
つまり、
K課長は明らかに、
”相手や周囲の人の「感情」を識別”する能力に欠けていたことになる。
ここで勘違いしてほしくないのは、
この能力は、
相手への思いやりとか、
相手の心に自分の心を寄せてなどと、
耳に心地よい言葉を並べるといったものとは、
全くの別物であることは理解しておいてほしい。
世の中には、
そういう耳に心地よい言葉を並べていれば、
”相手や周囲の人の「感情」”が理解できるという人がいるが、
私達の「感情」とはそんな単純なではなく、
またそんな表面的なことでは,
”人間関係”は構築することも継続することも難しくなる。
”相手や周囲の人の「感情」”を理解するとは、
まず、
自分の足元(自分自身の「感情の識別」)からはじめなくてはならないということ。
明日は「感情の利用」。