第3,935号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”考える”ということを考えてみる」  ー28-

 

車の運転では、
自分がいくら正しく交通規則を遵守して、
安全運転で向き合っていれば、
間違いなく目的地に到達できるかといえばそうとは限らない。
自分がルールを守っていても、
その周りにはいろいろな人がいて、
それぞれの都合に合わせて運転しているのだ。
急いでいる人もいれば、
のんびりとドライブを楽しんでいる人。
前夜に十分に睡眠をとっている人もいれば、
寝不足で運転している人もいる。

車の運転で最も必要なのは、
運転スキルよりも、
そういった周囲の車を運転する人を想像することかもしれない。
「前の車はどうしたいのか?」
「止まりたいのか?何かを探しているのか?」
「運転手は女性か?ご老人か?」
目の前を走る車だけに限らず、
360度全てを「観察」し”想像”して向き合わなければ、
安全運転は不可能だ。
不意に飛び出してくる自転車や子供は”想像(予測)不可能”だ。
その予測不可能を”想像(予測)”する礎となるのが「観察」だ。
運転が下手だといわれる人は、
テクニック以前にこの「観察作業」を怠っている。
バックミラーばかり見過ぎて、
サイドミラーは見ないし数台先の車のことなど眼中にない。

仕事の場でも同じことがある。
職場でも、
自分の取組む作業だけに意識が行くのではなく、
周囲をよく「観察」することだ。
一緒に取り組んでいるプロジェクトの仲間の進行具合。
これから承認をもらいに行こうとしている上司の動き。
これから指示を出そうとしている部下の動き。
「これなら大丈夫そうだな」
「いまこの指示を出すと彼は混乱するな」とか、
周囲をよく「観察」することで、
相手の行動を”想像(予測)”でき、
自分が向き合う仕事への”やり方”も変わってくる。

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