《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”考える”ということを考えてみる」 ー16-
提案事項を考え、
アイディアを出す。
企画を立てる。
解決策を探す。
こうした「思考(考える)」の目的はさまざまだが、
私はいつも、
一つの決め事を実行している。
それは・・・・・「一考二案」という向きあい方だ。
何かを考える時に、
必ず”二案”は用意するという向きあい方だ。
これをやると、
常識や慣習に縛られないし、
冒険心が生み出され、
自由な発想枠も広げられる。
二つの”考え”は真逆であってもかまわない。
かえってその方が良いときさえある。
私達は時にして、
”既存の何かを否定すること=考えること”だと、
誤解しているところがある。
”みんなが黒というから私も黒”は迎合かもしれないが、
「みんなが黒というから自分は白」というのを、
”考えたこと”になるかというとこれは全く違う。
既存のものを否定するすることで、
一つのアイディアを見つけたと思い込み、
それを「自分の考え」としていると、
必ず”偏り”を併発しだしてくる。
一つの答えを出そうとして、
出てきた「考え」を並べて、
どちらかを否定するのではなく、
二つの答えをさらに掘り下げて、
三つ目に出てくるものを探し出すことが大切なこと。
いつもだらだらと会議をして、
『とりあえず今日のところは・・・・』などと、
まとめているような会議が行われている企業は、
この”「思考(考える)」の本質”が、
どこかに置き忘れられている。
企業組織の「会議」とは、
意見を出し合う場所ではなく、
組織内として”「思考を固める」ための場”だ。