第3,847号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「未来を好転させるチョッとした”コツ”」  ー30-

 

人生では「感謝」を忘れてはならいとよく言われる。
人は一人で生きていくことはまず不可能だ。
必ず、
誰かの、
何かのお世話になって生きて生かされているのが私達。
だから何かをしてもらったら、
必ず”御礼”をする。

でも”御礼”とは、
ありがとうと言葉を告げることではない。
これだけはしっかりと自覚してほしい。
どんな時でもそうだ、
ありがとう」と発するとそれで終わりと思い込んでいると、
ありがとう」という言葉に失礼だ。

有難う
有るは難しい」。
この”有る”は「在る存在する生きる)」という意味。
つまり、
一人では生きられない”を意味する。
そして「生きる」という意味は、
単に肉体を維持することではなく、
行動する”ということ

つまり・・・感謝とは”動詞”」なのである。

私の知るご老人で98歳の方がいる。
今は車椅子生活で、
誰かの手を借りない限り、
食事もトイレも難しい生活だ。
このご老人が、
ありがとう」をよく使われる。
何をしても、
声をかけるだけで「ありがとう」と返してこられる。
そして、
食事の時は、
私達から見るとほんの少しだが、
一所懸命に食べる。
食べるたびに「ありがとう」を口にされる。

そう直ぐにだ。
ありがとう」は口で言うだけでは意味が無いが、
この方のように、
いま、
自分が”やれること”を認識されて発するありがとう」は重みが違う

『いつも”ありがとう”を言われるんですね』と声をかけると、
『これしかやれないからねぇ・・・・』とか細い声で返された。

感謝をする」とは、
何かしてもらったら・・・”直ぐに行動するすること。
「ありがとう」と口で言うことではない。

このご老人の違いが解りますか?

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