《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「原理原則で生きると上手くいくようにできている」-21-
私が学んできた「原理原則論」は本当に奥が深い。
最初に出会ったのは、
1979年の春だった。
アメリカ海兵隊のメンタルトレーニングに参加した時。
そしてそれが、
まさかあの「孫子の兵法」につながっていたとは、
この関係を理解するまでに35年以上を費やしたことになる。
私はセミナーでよく「在り方」の話をする。
人としての「在り方」、
経営者としての「在り方」。
ビジネスコースの講演などでは、
『儲けばかりを考えないこと』と話すと、
”儲けは二の次”と解釈する人もいる。
これも、
その「本質」を理解するまでにずいぶんとかかってしまった。
今、
私の身近で一緒に動いてくれている人達とも
よくそんな話をするが、
解釈は人それぞれ。
「本質」を理解している人もいれば、
言葉の表面だけしか理解できないというか、
言葉の表面に振り回されている人もいる。
先日、
ある若い経営者ともそんな話になり、
『先生、ビジネスですから儲けないといけませんよね』
私は迷わず、
『勿論です!』と返した。
どうも最近は、
こういう言葉の表面だけを理解する人が多いようで、
『儲けは二の次で、すべてはお客様の笑顔のため!』
『扱っている商品やサービスがお客様のお役に立てば!』
こういう言葉だけを前面に出さしてくる人がいるけど、
「本質」はそんなところにはありません。
その若い経営者の方にはこんなたとえ話をした。
『社長!”ビジネスはお金儲けじゃないよ!”と書かれた紙を、
青空に輝く太陽にかざすと、
裏側の文字が薄く浮き出てくるんです。
”ビジネスは儲けないといけない!”という文字が。
また逆に、
”ビジネスは儲けないといけない!”と書かれた紙を、
太陽にかざすと、
うっすらと浮き上がってくるのは、
”ビジネスはお金儲けじゃないよ!”という文字なんです』
私のセミナー受講生の中でも、
「原理原則」をしっかりと理解されている人は
1%ぐらいだろうけど、
その経営者の方も
歳は若いけどそのお一人。
だから、
『解りやすいです!先生!』と大きく同意してくだった。
「原理原則」全てが100あるとしたら、
35年かかってやっと、
10くらいは自分のものにできているかな?
だから、
私のセミナーを受けられて、
『先生!私も先生のようなセミナーをやりたいんです!』という人が山ほどいるけど、
そんなことは考えない方が良い。
そういうことを考えること自体、
「原理原則」が理解できていないという証。
だから、
そういう人は、
なにか違った現象が目の前に起こると、
すぐに馬脚を現すことになる。