《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情と思考”はコントロールできないが整理は可能!」-2-
1970年から80年後半にかけて、
サービス業の中だけに限らず、
多くの企業では、
朝礼で大きな声を出して経営理念を唱和したり、
拳を突き上げて『やるぞぉー!』といった、
”地獄の特訓方式”がもてはやされた時があった。
”根性”なんていう言葉をよく耳にしたのもこの頃だ。
戦後数十年しか経過しておらず、
当時の若者(20~30代)を指導されてきた方々は、
多くが戦中派の人達だったこともあるが、
”「感情」がモノの受け止め方を左右する”という
「原理原則」を逆手にとって、
”感情刺激法”という手法が主体になっていった。
つまり、
「感情」が落ち込んでマイナス要素を発している時は、
モノの受け止め方が悲観的になり、
ネガティブな思考から行動が生み出されていく。
逆に、
物事が順調で、
「感情」が浮かれている時は、
気持ちは前向きでイケイケ状態になるが、
時として、
そんな心の隙が大失敗をもたらすことも多くあった。
そこで注目されたのが、
IQ(知能指数)に対して、
EQ(感情コントロール指数)というものだ。
これが1990年代に入り、
アメリカの教育やビジネス世界の人材教育に取り入れられ、
多くの成功事例を生み出した。
「感情コントロール」とは、
表面的に頑張るとか、
夢は諦めなければ必ず叶うとか、
誰かの為にやくだとといった、
単に「感情を刺激」するものではなく、
自らの「感情」を”整理”し、
自分自身としっかりと向き合うところから全てが始まるという、
これもまた物事の「原理原則」に基づく取組み。
では「感情を整理する」とはどういうことなのか?
このシリーズではそのあたりを復習してみよう。