《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「人生の主役は”自分自身”でしかない！」　－44－

このコロナ騒ぎで中止かと思っていたが、
先日、
某食品会社さんの入社式に招かれ講演をさせていただいた。
2008年から毎年呼んでいただいているが、
今年はバカでかい会場を借りて、
異常なほど空間を設けた半オープンスペースの式場だった。
こんな状況下だから何か特別な話をとも考えたが、
私が新入社員の方々に強く伝えたのは、
いつの時代にもたった一つ。
それは「自分を大切にしなさい！」ということ。
これは自分を甘やかせとか、
楽をしろということではなく、
自分が大切に思う人に接する以上に、
自分に接しなさいということ。
会社の業績に貢献するためにとか、
お客様に喜びを感じていただこうとか、
そんなことは微塵も考えないことだ。
自分が選んだ会社を愛して、
自分がお迎えするお客様を大切と思うなら、
それ以上に”自分を大切に”してほしい。
多くの人は気付かないうちに、
自分のことは雑に扱うことが多くある。
例えば、
仲間の体調が悪そうだと『休んだ方が良いよ』というのに、
自分のことになると、
『申し訳ないから・・・・』
『今は大事な時だから・・』
『みんなも頑張ってるから・・・・』と無理をする。
自宅に来客があれば洒落たグラスでビールを出すのに、
自分が呑む時は・・・缶のままだったり・・・。
そんなことが積もり積もると、
人の心の奥で”本来の自分”が少しづつ傷つき始めていく。

会社に入って向き合わなくてはならないことは、
会社の業績に役立つこととか、
お客様に喜んでもらうためにとか、
仲間の為に役立とうとか・・・そういうことではない。
自分に与えられた職務を、
自分が”やれること”を精一杯取組んで、
知恵を工夫を積み重ねながら、
自分自身が成長させていくこと。

それが強いてはお客さんへのお役立ちになり、
会社に貢献するということにつながっていく。
君は、
会社やお客様の”脇役”として存在しているのではないのだから。