《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「人生の悩みの99.9％は”他人”が絡んでくる！」　　－20－

20回にわたりお届けしたこのシリーズも今日が最終回。

私達にはさまざまな”出来事（現象）”が目の前にやって来る。
でもそのほとんどが、
その”出来事（現象）”自体に悩んでいるのではなく、
そういう状況下に置かれた自分が、
他人からどう見られているか？
どう思われているのか？
そのことが”悩み”の「本質」になっている。
仕事がなかなか覚えられないという新入社員も、
”仕事が覚えられない”ということに悩んでいるのではなく、
そんな自分を同期の仲間や、
上司はいったいどんなふうに見ているのだろうか？
「ダメな奴」
「トロイ奴」と・・・・
思われてはいないだろうか？
それが”悩み”の根源だ。

「嫌な出来事」は誰にでもある。
それは一にも早く忘れてしまいたい辛く悲しいこと。
苦しく残念な出来事。
でも、
『忘れたい！』
『忘れよう！』と意識している間は、
決してそれを忘れることは出来ない。
その”嫌な出来事”をひた隠しにすればするほど、
”他人”という厄介な存在は、
心配してきたり、
心配するふりをしてきたり、
興味本位に探りを入れてくる。
人は誰でもが、
他人の存在を知ることでしか、
自分を測ることができない生き物だから。

これを克服するには”自覚”するしかない。
「こういうことがあった」
「こういうことで苦しんだ」
そういう自分がいることを、
それを今もなお引きずっている自分がいることを。

全ては、
まず自分自身で”自覚”するところからだ。
人は”自覚をすることでしか、
次のステップに移ることはできない。

道に迷って最初にしなくてはいけないこと、
それは自分が今どこにいるのか？
しっかりと「現在位置」を”自覚”するところからしか、
迷い道を抜け出すことは出来ない。

明日からはまた新しいシリーズでお逢いしましょう。