第1,976号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「この春社会人となった君に贈る言葉」ー3-

 
今年のある入社式で、
こんな言葉を新入社員の皆さんに贈った。

兵法の極意はに無く道に在りき
万物の変化は虚実と奇正が在るが如くそのうわべに過ぎず
守りて之、命をかけるべくはそのでありこそ肝要なり
これを学は千の陣形を学ぶより重なり!」

これは、
あの諸葛亮孔明が、
阿斗(あと)”に説いて聞かせた言葉。
(”阿斗(あと)とは劉備玄徳の子、劉禅の幼名)
彼は非常に凡庸な人物で諸葛亮をもってしても、
補佐できなかったそうで、
後に、
無能な君主の代名詞として後世に語り継がれ、
この”阿斗”という名前だけが知れ渡ったという。

社会に出て、
ビジネスマンとしてスタートを切ると、
まるで、
レースにでも参加したかのように、
まずは、
同期の中との評価争い
そして、
落ち着いてくれば人脈争い
仕事も、
競合他社との売上争い

争い”ばかりの感じがするほど、
気付かないうちに、
おかしな世界へと巻き込まれていく。

そして、
その”争い”に勝とうとするために、
知識、技術を身につけ、
他人や他社との”差別化”だと画策しだす。

もちろん、
仕事をするうえで、
知識や技術も大切なことには間違いない。
重要なことは、
何のために”である。

お客さんのためにとか、
会社のためにとか、
そんなことを語らずに、
ひたすら、
自分に与えられた責務を果たすために、
知識や技術の習得に向き合うことである。

接客業で従事する人達は、
接客という作業を、
技術と捉えているとお客様には伝わらない。
お客様が見ているのは、
おなたの笑顔でも、
聞こえてくる耳に心地よい言葉でもない。

ただただ、
あなたのとしての「在り方」”だけを見ている。

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