第3,365号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-18-

 

社長についていくと、
そこには、
創立時から祭られている”商いの神様(お稲荷さん)”が・・・。

そこにその真意が書かれていた。

利願わくば自省の中に在りて事に仕えよ

この言葉の意味を、
社長が静かに語り始めた。
『これはね。
どんな商売をするにも、
まずは、
いつも自分自身の足元を見つめ、
自らを省みながら、
感謝を忘れずに仕事に取組みなさいという意味で、
この””は売手と買手の両者を指しているんだ。
自分がまず、
どんな”仕事”も与えられることに感謝するなら、
結局は自分で決めた仕事なら愚痴を言わず、
文句を言わず、
自分自身でやれる精一杯のことを、
誰に問われても恥じることの無いように、
自分の周囲にいる人達だけでなく、
天の神様ですら、
「しっかりやっているなぁ~」
「健気だなぁ~」と
思っていただけるような取組みをしなさいということなんだよ。
それが、
対価(お客様がお支払いされるお代金)”であるとね・・・。
お客様から頂戴するお代金は、
決して、
商品そのものであったり、
それに付随する”サービス”でいただくのではなく、
あくまでも、
それに向き合う自分の姿勢に対していただくものなんだよ。』

『それで”お客様は神様!”という言葉が出てきたんですね。
でも社長、
お客様は神様”ということだけが先走り、
お客様が喜ぶなら、
何でもしてあげようといった感じになっていませんか?・・・』
生意気にも続けざまに質問すると、
『そうだね。
だから君の在籍する人事部教育課研修係というのがあるんじゃないのか?
教育課にはもう一つ”トレーニング係”というのがあるだろ?
あそこはスキルを指導する部署。
君のところはウィルを指導するところじゃなかったっけ?(笑』

そういうと、
大きな声で笑いながら私に背を向けられ立ち去られた社長。

その後、
今はもう亡き、
この社長のお言葉は私の中に深く残り、
今なお、
講演やセミナーで使わせていただいている。

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