《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-73-
心を鍛えるために、
身体を動かす他にもう一つ有効なことがある。
それは・・・・「思ったことは声に出す!」。
勘違いしてほしくないのは、
言いたいことを言えということではない。
誰かの意見に対して、
『自分はチョッと考え方が違うなぁ~』と思ったら、
『なるほどそうですねぇ~』とか、
思ってもいないのに、
『おっしゃるとおりですねぇ~』などと、
3流営業マンのセールストークのような言葉を並べるのも違う。
自分の意見は意見として述べる。
『俺はチョッと考え方が違うなぁ~』
その後は聞かれたら話せばよい。
話して、
相手が対抗してきたら応戦しないことだ。
『そういう考えもあるよな』で終わらせることだ。
大切なことは、
相手を打ち負かすことではなく、
“自分の意見を言う”ということなのだから。
小さな子供はうるさいくらいに思ったことを口にする。
しかし多くの人は、
その場の空気を乱すといけないからとか、
こんなこと言ったら何と思われるか・・・・と、
いちいち説明するのが面倒臭いという理由で、
どんどんと自分の思いを表現しなくなっていく。
そうやって、
自分の考えや思いを表に出さないことが日常化すると、
いつの間にか、
自分で自分を否定していくようになる。
サラリーマンはとかく守勢のスタンスを取りがちで、
役職が自分より上の人間になると、
”言わなくてはならないこと”まで、
黙り込んでしまうことが多くある。
『どうせここで意見を言っても・・・俺のいうことなんか』と。
こうなると、
どんどんとマイナスエネルギーが増殖していくばかりか、
自己の「主体性」まで失っていくことになる。