第3,340号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-74-

 

仏陀の言葉に、
「穀食を得んと欲せば、まさに耕種を行うべし。
大富を得んと欲せば、まさにお布施を行うべし」
簡単にいうなら、
『穀物を得ようとするなら、
自分自身で田畑を耕し種をまいて、
手間暇かけて育てなければならない。
大きな富を得たいと思うなら、
まずはお布施をして、
自分よりも恵まれない人に施しなさい』となる。
あの有名なことわざ、
「情けは人の為ならず」ということだ。
でも、
これも効率や合理的な考えが先走ったり、
他人よりも多く、
他人よりも高く売れるものをと取組んだり、
『こいつにいま貸しを作っておけば・・・』
などと考えると大間違いだ。
いつも言っているけど、
自分の行動は自分自身に返ってくる。
”誰かのために”とか、
”人に喜ばれるために”と取組むのは、
この仏陀の言葉を表面的にしかとらえていない証だ。
自分の仕事に取組む時、
「天知る 地知る 我のみぞ知る」で取組んでいるか?
上司に言うべき意見も言わずに、
ただ指示待ち、言いなり部下になっていては、
”自分の仕事と向き合っている”とは言えなくなる。
人が嫌がる作業も、
『こういう人が嫌がることを積極的にやらないとねぇ~』などと口に出して取組んでいるようでは意味がない。

「人様の役に立つ」
「人に喜ばれることをする」とは、
”見返り”を求めたらそこには存在しなくなる。
「人に喜ばれること」をすることは素晴らしいことだが、
それを目的にしたり、
意識したりしないことだ。
目的はあくまでも”自分自身”の中に存在している。

そしてその評価は人それぞれがしてくれる。

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