《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-58-
心が折れやすい人の多くは「自己防衛本能」も強い。
特に、
まだやって事のないこと。
過去に失敗をして嫌な思いをしたことなどには、
つい気持ちが後ろ向きになる。
この「自己防衛本能」は誰でもが持っていることだ。
持っていて当然だし、
大切な能力の一つでもある。
大昔、
まだ人間が狩りをして命をつないでいた頃、
まだ足を踏み込んだことのない深い森の中や、
何も見えないような洞窟の中などに進まなくてはいけない時、
『いったいこの先にはどんな生き物がいるのだろうか?』
それだけで足が竦んで前に進めなくなっただろう。
そのDNAがしっかりと脳の中に受け継がれている。
だから誰だって、
初めてのことに挑戦するには“勇気(やる気)”がいる。
でも今は、
まず命まで取られることはない。
最初の狩りは恐怖で固まって前に進むこともできなかったが、
そんな経験を積み重ねていくことで、
次第に術を身に着けていったように、
最初は難しく思えた挑戦事も、
だんだんと、
知恵と工夫を一歩一歩重ねることで、
いつの間にか、
平常心で取り組めるようになっていく。
初めての挑戦事を前にしたら、
まず、
『自分は緊張しているな』
『自分にこれが出来るか?不安になっているな』と、
まずは、
自分自身の気持ちをしっかりと受けとめ自覚するところから。
そしていつも言っているけど、
「やれること」から一つひとつ積み重ねていけばよい。
これが「自己防衛本能」を正しく高める唯一の方法だ。