第3,288号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-24-

 

鎌倉時代の古典”平家物語”にこんなこと言葉が出てくる。
ご存知の方も多いとおもうが、
あの「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」。
ここに出てくる”諸行無常”という言葉は、
「この世のすべてのものは生まれては消えていき、
絶えず変化し変わらないものなどこの世の中には存在しない」
そういう意味の言葉。
”諸法無我”(「この世の中のものはすべてが関係しあっている」)という言葉と並び、
この世の中に”真理(摂理)”を示した言葉の一つである。
私達の多くは、
辛いことや苦しいことが立て続けに起こったり、
いつまでも、
その苦しい現象が変わらないでいると、
『この先、俺はどうなってしまうのだろうか?』と、
追い詰められたような気持になる。
でも、
ほら!
あの10年前に悩んでいたこと。
あの20年前にあれほど苦しんでいたことも、
その時は大変な思いだっただろうが、
今はこうして元気に生きていられる。
今抱えている問題も、
それと同じで、
数年後の自分から見たら小さな問題になっているかもしれない。
ただし、
今「”やれることをやらずに”」いれば、
その問題はもっと大きなことになるかもしれない。

そう!
いつも私達はその姿勢が問われているだけ。

奇しくも今日は、
この「諸行無常・諸法無我」という言葉を私に教えてくれた親友K・Оの納骨式。
あれは53年前中学二年の夏休みのことだったなぁ~。
必然の流れとは怖いほどにおもしろい。
5月1日に逝って以来、
まだ私の気持ちの整理はついていない。
そんな私の気持ちに対して『切り替えろ!』と教えてくれているようだ(合掌)。

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