第3,281号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-17-

 

あの中村天風さんの言葉の中に、
「心一つの置き処」というのがある。
これは単に、
『どんな辛いことも苦しいことも悲しい出来事が起きようとも、
それを受け止める自分の気持ち一つでどうにでもなる』
・・・というような単純なことではない。

私達の目の前に起こる”出来事(現象)”は、
その”出来事(現象)”そのものが起きているのではなく、
それをどう受け止めるかという、
私達の”受け止め方”がそこに存在してしているということ。
人は感情の動物だから、
辛いことは辛いし、苦しいことは苦しい。
悲しいことは誰にだって悲しい。

ここでいう”受け止め方”とは、
それを気持ちの上で前向きに受け止めろということではなく、
その”出来事(現象)”の中から、
どんなことでもよいから、
次につながる「気付き」を得なさいということ。

世の中には、
物事は”ポジティブ”にとられさえすれば、
どんなことでも楽しくなるといった説を唱える人もいる。
「悲しいことなんかない。全ては良い経験だ。
苦しいことなどない。全ては自己成長につながることだ。
だから、
いつも笑顔で楽しい言葉を多く口にするようにしよう!」・・・といった理屈。
確かに、
心理的にも脳科学の中でも、
一時的な効果を考えるとそういうことも間違いではない。

でも、
”ポジティブの本質”とはそんなところには存在していない。

その辺はまた明日のブログで!

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