《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「新入社員に贈るシリーズ・〈人間関係編〉」 -19-
相手との距離が少し縮まってきたら、
今度は”自分のダメなところを隠さない”ことだ。
もっと積極的な姿勢から言うなら、
”自分のダメなところをあえて見せる”姿勢が必要になる。
元来、
人はその行動原点である「欲」というものから、
自分の良いところだけを見せたがるもの。
知らないことでも知っているようなふりをしたり、
自分はさもストイックな姿勢を貫いているように見せたり、
会話の随所に手柄話や自慢話を盛り込んだり、
もっと、
悪意が隠されているのは、
『〇〇のような姿勢は直さないと!・・・私も含め!』などと、
さも自分は謙虚であるような姿勢を現す人間は要注意だ。
心理学的に言ってもまずこういう人は、
自分の姿勢など顧みていることは少ない。
腹の中では何を考えているのか判らない人が多い。
まるで画像編集ソフトで修正した”完璧な顔写真”がどこか不気味に感じられるのと同じ。
自分を隠さない。
自分を演じない。
「素のままの自分」を見せることがなにより大切。
“ダメな自分”を見せるということは、
相手に対して、
『あなたを信用しています!』というサインになる。
それにこの世に「完璧な人」など存在しないのだから。