第3,159号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「己で切り開く運命はいつでも逆転可能!」 -34-

 

私達の目の前には、
誰でもにさまざまなことが起こる。
無茶、
困難、
無謀、
危険、
こんな”苦”を生み出すような状況も、
また、
喜び、
達成、
感動、
充実といった”快”を生み出すような状況も、
多く起きているはずである。

私のクライアント様で日本写真判定という、
変わった社名の会社さんがある。
あの競馬や競輪によく出てくる、
縦線の入った判定写真を開発された会社さんで、
人材育成のお手伝いをさせていただいてもう10年余りになる。
私が初めてここの社長さんにお逢いした時、
失礼ながら経営状態は非常に厳しく、
会社の売却さえも考えられたようである。

ところが、
ここのW社長さんという方。
この目の前の”状況(現象)”を「カオス」と受け止めた。
私のセミナーでは、
この「カオス」という言葉は少し難しいので使ってはいないが、研修後のW社長は、
まさしく目の前の”現象”を
「カオス」と受け止めたように私には感じた。

目の前の”出来事(現象)”を「カオス」と受け止める。
別に口に出されて、
そう宣言されたわけではない。
お逢いするたびに、
苦しい、
大変、
こういう”苦”を現すような言葉が驚くほど少なくなっていった。
そして”やれること”の中の、
全てのことを可能な限りチャレンジされ、
今は業績も回復し、
地方競輪場の業務委託で大きな信頼を手にされている。
これはW社長の前に、
偶然にも”快”の状況ばかりが転がり込んできたわけではない。
目の前に起こる”出来事(現象)”の受け止め方を、
社長ご自身で、
”自分流”を貫きながら、
一つひとつ挑戦されていかれたということである。
仏教の世界でいうなら「一切皆苦」の心境であろう。

企業の実績とは、
単に業績数値だけのことを指すのではなく、
その会社が一つひとつ、
目の前に現れる”出来事(現象)”に、
「〇」か「×」だけで対応してきたのではなく、
「カオス」としてそれを受け止め、
それにどう自らの”命(エネルギー「気」)”を注入してきたか、
私はこれに尽きると信じている。

このw社長は失敗を恐れずに、
「考より行(こうよりこう)」を実践されている、
数少ない受講生の一人である。

 

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