《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -38-
某大手100円ショップの研修をやらせていただいた時、
面白いお話を伺うことが出来た。
それは”100円ショップ誕生の秘話”。
デパートマン出身の私も経験があるが、
販売商品というものは、
本来一つひとつ適正価格を付けて店頭に出さなくてはならない。
ところが、
売れ行きの良い商品は良いが、
そうでない商品は、
機会を見てはその都度、
低下を下げ在庫一掃しないとならない。
低下を下げるには、
またはじめっから一つひとつ値札を付け替えなくてはならい。
これはかなりの時間と経費がかかる。
それでも売れ残りが出ると、
さらに価格を下げて・・・・と、
もう在庫一掃の意味すらなくなる。
そこで適正値下げ額を下回っても、
トータルで売上が上がり、
在庫が減るならと苦肉の策で考えられたのが、
全ての商品を”100円”という同額にして売りに出した。
これが買う方の心理にも影響し、
『どうせ100円だから・・・』とついつい大量買いすることに・・・・。
誰にでも『この際だ”しょうがない!”』
こう思って踏み出した一歩が意外と上手くいったり、
思わぬ評価を受けたことがあるはず。
つまり、
自分がベストだと思い込んでいることも、
それが正解か否かは”やってみないと”判らないということだ。
自分の思い描くこと、
計画している考えが、
たった一つの策で、
これしか無いと思い込んでしまうと、
行き詰った時に諦めるか、
あるいは、
失敗覚悟で意地を張って突き進むしか道は無くなっていく。
結局、
人生もビジネスももしかしたら・・・・
「無策の策に勝る策無し!」かもしれない。