《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -28-
”受け応え”の大切さは、何もお客様だけに対してではない。
特にビジネス組織の中で管理職とかリーダーとか、
立場に権限を有している人はこの”受け応え”をしっかり意志気(意識)してやらないと、
部下からの信頼を失うことになる。
期限はいつまでなのか?
どのレベルまでやれば良いのか?
どこまでを自分の判断で決めて良いのか?
自分の責務はどこまでか?
こうしたことは支持を受けた部下にしてみれば、しっかりと確認しておきたいことばかり。
それが・・・・
『お前の好きなようにやって良いよ!』
『まぁ~常識で判断して!』などと、曖昧な”受け応え“をしている管理職やリーダーに限って、
コトの後に、
『そこまでやれとは言ってないだろぉ~』
『考えれば判ることだろぉ~』と責任を全て吹っ掛けてくる。
これは同僚間の横の関係も同じ。
お取引先となれば、もっと重要な意味を持ってくる。
『解りましたぁ~。それでは来週の月曜日に連絡させていただきます!』といっておきながら、
火曜日になっても連絡が無いので、
こちらから催促の連絡をするようなことが、時々起こるところとは縁を持たない方が良い。
いま企業の人事教育でも、
マナー研修などで電話のかけ方などは教えて、
言葉使いも丁寧だけど、
こういうことが全く教えられていないところが多くある。
いつよお話ししているが「仕事は武道」。
「武道」は結果よりもそれに向き合う姿勢(心)が問われる。
これは私が抜刀術の中で学んだことだか「健心・無心・残心」。
特に最後の「残心(ざんしん)」とは事の最後にあたる姿勢のことで、ビジネスでいうなら“詰め”を指す。
これを疎かにするとそれまでのこと全てがその意味も価値をも失うことになる。
私達の考える“相手”というのは常に「自分の中」に在ることを忘れぬことである。