第3,075号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -18-

 

「やるべきこと」
サラリーマンの頃、
係長に昇格した時に、
初めてこの言葉を言われたのを覚えている。
『今日から一係を束ねる係長だ。
係長として”やるべきこと”をしっかりとやってくれ!』
もちろん、
大きな声で『はい!全力を尽くします!』と応えたけど、
今から考えると、
無責任極まりない返事であった。
そして、
自分につまらぬプレッシャーを勝手に背負わせていた。

”やるべきこと”というのは、
その立場を十分に理解し熟知した人だけが向き合えることで、
昨日今日その立場になった人間に理解できるわけがない。
”係長”という立場に、
これまで一度も経ったことが無い人間が、
”係長のやるべきこと”を理解しているはずなど無いということ。
それをさも、
「見ていてください!係長としての私を!」と、
大風呂敷を広げて、
虚栄を張っているだけの子供のスタンスだったといえる。

これに気付かされたのは、

それから30年も後になってだが、
このことに気付かされてからは、
部下に対しても、
「”やるべきこと”をやりなさい!」といったことは一度もない。
いつも私が言い続けたのは、
『君の”やれること”を懸命に取組んでほしい!』と伝えてきた。

この世に”やるべきこと”と向き合わなくてはならないのは、
「やれること」を疎かにしている人だけである。

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