第3,066号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -9-

 

ビジネスの社会は”優勝劣敗”だと言い切る人がいるが、
私はそうは思わない。
企業組織に入って、
同期でトップの成績を上げなくても、
自分の役割をしっかりと自覚して、
それを果たしている人は必ず大切な人材として認められる。
例え一時的に出世コースから外れたとしても、
堅実な取り組みさせしていれば必ずまたチャンスは巡ってくる。
つまり、
世の中は結局は、
”あたり前のことをあたり前に実行できる人”であれば大丈夫!

私の受講生にY君というのがいるが、
私のセミナーでの彼の自己紹介を今でも鮮明に覚えている。
『このセミナーが終わったら退職するYです!』
最初は驚いた。
『何を頓珍漢なことを言ってるのか?』と(笑。
聞けば、
部下のミスの管理責任を問われ、
降格させられたのが納得いかなかったようだ。
でも彼は、
たった2日間のセミナーで大きな”気付き”を自ら手に入れ、
もう一度、基本に返って、
”あたり前のことをあたりまに誰もやらないレベルで実行した”
降格前は店長で2階級下がったが、
その後はあっという間に次長~部長~取締役と昇りつめ、
今では最も信頼できる人間にまで成長している。
だから彼の言葉にはいつもブレが無い。

むしろ、
”優勝劣敗”の渦に巻き込まれ、
一時的に様々な分野でトップに上り詰めた受講生も多くいるが、
他に負けまいとオーバーワークになり、
自分自身を見失ってしまい、
永い目で見ると脱落していく人の方が多くある。
ビジネスでもそうだが、
人は、
「他人に負けてはいけない!」とか、
「他店との差別化を強めて生き残らなければ!」といった、
他と争う意識に取りつかれると、
”やれてあたり前”のことをないがしろにするようになる。
それは、
相手との競争の中にしか結果を求められなくなるから。

だいたいこの世の中の歴史が物語るように、
私達の世界で、
断トツの№1になったところで、
それを永久的に保持した人物もいなければ組織も無い。
”№1”になることがいかに無意味なことかということである。

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