《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は自分自身で創造するもの!」 ー18-
「お客様にしっかり”気”を使いなさい!」
こう指示されると、
指示された側のほとんどの人は、
まずお客様に「気」を遣うことは薄れていく。
これは行動心理学でもいえることだが、
人は、
どんな”あたり前”のこと、
例えば、
”朝起きたら顔を洗う”。
こんな”あたり前”のことですら、
自分以外の人から言われると、
「朝起きたら顔を洗う!」という意志気(意識)の前に、
いわれた人に対して「気」を遣うようになっていく。
『ママ!ぼく今日はちゃんと顔洗ったよ!』
彼にとっては、
”顔を洗う”ということよりも、
ママに言われたことの方が、
意志気(意識)の中で優先順位が高くなっているのである。
職場でも同じである。
上司に『お客様に気を使いなさい!』といわれる。
しばらくすれば、
『いわれた通りにみなさんやってますか?』と聞かれると、
さらに優先順位は高まり、
「上司のいわれたことをやる」
もっと強いのは、
「・・・・・にいわれたからやる!」といった行動意志気(意識)までもが強くなる。
すると、
いつの間にか、
上司の見ているところ(評価に関る時)ではやり、
見ていないところ(評価に無関係なところ)では、
手を抜き始めてくる。
なぜなら”疲れるから”。
これは彼らに問題があるのではなく、
”「気」を遣う”ということの「本質」、
さらにいうなら、
「気」というものそのものをしっかりと教えていないから。
「気」は相手に対して使うものではなく、
自分自身に対して使うもの。
しっかりと、
自分に対して「気」を使っていれば、
自らを自らの”意志力”で動かすことが可能になる。
人は、
自らの意志で取組む時に疲れは少なくなる。
これは紛れもない”真理=「原理原則」”そのものといえる。