第2,939号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -59ー

 

昨日のブログで、
私から大目玉を食らわせられた店長だが、
彼の問題点は、
上司である私に、
とんでもない“不意打ち”を食らわせてくれた。

彼の言葉を聞いて、
私は店舗に飛んで行った。
店舗には、
オペレーションの全てを記録した、
”ワーク・スケジュール”というのがある。
一日のお店の開店前1時間から閉店後1時間まで、
誰が、
どこのポジションで、
どんな作業に従事し、
いつ休憩時間を何分取得したか?
タイムカードの入店打刻は何時で、
退店打刻は何時かまで。

そのスケジュール表を見て唖然とした。
1週間前に数名のアルバイトが同時に退職し、
この1週間、
残ったメンバーが過度の労働を課せられ、
休憩時間もまともに取れていなかった。
このまま、
この状況が続いたら、
間違いなく、
残って働いているスタッフに
健康上の異変が起こっても不思議ではなかった。

その後、
店長に問いただしていくと、
辞めたスタッフ達が、
「辞めそうだ」という兆候を感じたのが
1カ月ほど前だったという。
さらに、
その”辞めそう”と感じることの
原因となった出来事が発生したのは、
それからさらに遡ること、
3カ月も前だったという。

その”出来事”というのは、
(ここでは詳細はご容赦いただくが・・・・)
店長自身の問題が絡んでいた。
自分の保身のためか?
なんとか、
店の中だけで問題を解決しよとした結果が、
こうして現れることになった。

もちろん、
この責任は彼の上司である私にもある。
彼が伝えにくいような環境だったのか?
もう少し早く、
私自身がお店を細かく見ておけば・・・、
いろいろな反省が浮かぶがそれは私自身の問題。
店長には店長としての問題が存在している。

これは店長という職位にある人の事例だが、
昨日のブログでも掲げたように、
新入社員の諸君にでも、
いくらでも”問題の兆候”を感じ取ることはやれる。
いつも八方にらみの意志気(意識)を持って、
自分の周囲に「気」を配ることである。

これは問題点発見に留まらず、
自分自身で
”作業”と「仕事」の違いを体験する良い機会にもなる。

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