《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -63-
歳を重ねるごとに積み上げてきた”経験・体験”。
その一つひとつが自分の心を鍛え上げてきてくれた。
血気盛んな頃は許せなかったことも、
『まぁ~そんな考え方もあるなぁ~』と思えるようになり、
受け入れがたかった考え方も、
受けとめられるようになった。
そんなおおらかな心こそ、
経験や体験を積まなければ得られない醸成されない、
老いてからの最大の魅力と思っている。
禅の言葉にこういうのがある。
「老倒疎慵無事の日、安眠髙臥して青山に対す」
その意味は、
”いまはすっかり年老いてもの憂くなってしまったが、
浮世のことには何の未練も執着も無く、
とらわれることも、
こだわることも無くなり、
ただ寝っ転がって、
こうして山々の緑を眺めているのが何よりの楽しみだ”
これが正しくおおらかな心の極み。
もう手元には無い若さに思いを馳せるから”悩み”を生み出す。
老いることにジタバタしてもいたしかたない。
ただそのままに受け止め、
”やれること”に精一杯の力を注ぐこと。
人はいくつになっても、
「出来ること」など一つも無いが、
”やれること”ならいくらでもある。
40代は40代の”やれること”があり、
50代には50代の”やれること”があり、
60代には60代の”やれること”が存在している。
明日はそのあたりのお話を!