第2,875号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -61-

 

人の”悩み”はいろいろなことがある。
その代表的なものの一つが”経済的な悩み”。
平たく言えば「お金」に関する悩み。
人の欲望はどこまでも果てしない。
その欲望が典型的にあらわれるのが「お金」だ。
これを追い求めるとキリが無くなる。
人は何か欲しいものが生まれると、
それを手に入れるためにお金を貯める。
これが基本的な考え方だが、
いったん手に入れてしまうと、
もっと良いものが、
もっとグレードの高いものがと、
どんどんエスカレートしていく。
最終的には、
とりたてて欲しいものも無くても「お金」を追い求める。
本来、
人生とかビジネスでは、
自分がやれることを精一杯取組んで、
それを相手の方が評価してくださったのを
「お金」という形に変えて頂くもの。
その順番が逆転してしまうと、
これはもう虚しさしか手元に残らなくなる。
だから私のセミナーの受講料(2日間で120,000円)は、
一番最初にセミナーをやらせていただいた
企業の社長さんに決めていただいた。
今でも、
請求書の金額欄に”0円”と記入したことをよく覚えているが、
『いったいいくら振り込んでいただけるのだろうか?』と
不安で仕方がなかったこともよく覚えている。
丁度、幹部従業員の方が10名受講され、
翌々日に口座に1,200,000円が振り込まれてきた。
『先生!申し訳ございませんが一人120,000円でお願いします』
研修の御礼として、ご丁寧に封書のお手紙をいただいたのは、
その振込当日のことだった。

私はあの最初のセミナーで、
『もし、交通費と宿泊代だけが振込まれてきたらどうしよう?』
ものすごく不安だったが、
『そうなったらそれは、”これではダメだ!”という天の声』
そう腹を決めていたから・・・。
でも”覚悟”を決めるには勇気がいったなぁ~(笑。

お釈迦さんの言葉に、
「少欲知足(しょうよくちそく)」という言葉がる。
文字通り欲を少なくして、足るを知るということだが、
「知足の人は地上に臥すといえども安楽なりとす。
不知足のものは天堂に処すといえども、
また意(こころ)にかなわず。
不知足の者は富めりといえどしかも貧し」。
現代文にすると、
「足るを知る人は
たとえ地べたに寝るような生活をしていても心は安らか。
しかし足るを知らない者は、
天上の宮殿に暮らしていても、
満足というものを感じられないから、
どんなに裕福でも心はいつも貧しい」という意味。
生きる上で大切な教えの一つといえる。

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