《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -55-
私はセミナーでいつも、
冒頭に受講生に伝えることがある。
それは、
『いろいろなお話をさせていただきますが、
私の言うことが正しいというものではありません。
私が言うことが絶対ということもありません。』
何かを学びに来ている人に、
こういう発言はどうかと思うが、
この世の中には
”正しい答え”などというものは存在しないような気がする。
常に自分の物差しで測った”正しさ”を言いつのって、
相手の言葉をねじ伏せるような姿勢でいたら、
お互いの「関係性」は築けなくなる。
『お前ねぇ~!これの価値が解ってないよぉ~!』
先日もある若者が、
高級靴を履いていて、
その高級品の靴を見たら、
その価値を台無しにしているような仕様がされていて、
思わず私の口から出てしまった言葉だが、
それを聴いていた他の人が、
『価値観は人それぞれですから・・・』と制してくれた。
正論だと語る人の目線は必ず高いところに在り、
相手との目線の位置が異なるから、
言葉も通じなくなり、
お互いの中も、
”関係”から「関係性」へと高まることは少なくなる。
ところが、
私に限らずこういう人が世の中には結構多くいる。
どんな考え方も意見もあって良い。
まずはいったんそれを受け止めたうえで、
淡々と持論を展開した方が、
相手との「関係性」はより築きやすくなる。
明日、67回目の誕生日を前に、
自分自身を振り返りながらこんなことを感じていた。