《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -50-
セミナーなどでいつもお話をさせていただくが、
私達の目の前に起こることに偶然ということはなく、
その全てが”必然”の中で生まれている。
同じ学校に通い、
同級生となるのも必然。
同じ会社に同期で入社するのも。
ましては、
同じ家庭に生まれ、
兄弟として育ち、
妻となり、
夫となって、
新しい家庭を築くのは”必然の極み”といえる。
この”必然”・・・・言葉を変えるなら「縁」ということ。
仏教の世界では
この「縁」を”因縁”という言葉で表現している。
つまり、
”要因・原因と縁”が結びついた現象ということ。
我が家の庭には桃の古木があるが、
間もなく満開の時を迎える。
でも、
去年と同じように、
同じ枝のつぼみが大きな花を咲かせるわけではない。
どの枝にもつぼみはつくが、
どれもが同じ硬さで、
同じ日、同じ時間に花開かせるわけではない。
受ける春風の影響や、
日差しの違いによって、
”必然的”に一つひとつのつぼみが花開く時は異なる。
このように、
この世の中のあらゆる現象は、
この”因縁”によって生じているというのが仏教の考え方。
それが正しいか否かは別として、
人と人の出逢いも、
そのようにとらえると、
全ての人との「関係性」は、
その出逢いの一瞬から決まることになる。
出逢った時、
出逢った場所や環境によって、
その相手との次の展開は”必然的”に変化していく。
こういうことを現した有名な言葉に
「一期一会」というのがある。
”あなたと出逢ったこの瞬間は二度と訪れることのないかけがえの無い大切な瞬間。
それを忘れずに、
相手と共にその時を過ごしなさい!”という意味の言葉。
人間関係の基本というのはこういうところに在るのだろう。