《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」ー24-
私達の”思い込み”は
私達がモノの良し悪しを測る物差しに
「五感」というものしか持ち合わせていないから。
人の表面的な受け止め方も同じ。
『あの人は美人だなぁ~!』
『彼はイケメンだ!』と、
自分の好みで語っているだけのこと。
数年前に、
某大手食品会社の会長さんに、
銀座の高級クラブに連れて行っていただいた時。
その店のオナーでもあるKママさんを含め談笑していると、
そのママさんが、
『禰宜さんって”男前”だわぁ~!』と、
するとS会長までが、
『そうだろうぉ~!』と笑みを浮かべながら、
歯の浮くようなことを仰ったので、
『からかわないでくださいよぉ~!』と、
いい歳して、
チョッと照れたように返したら、
S会長さんが、
『禰宜さんママの言う”男前”というのは
顔立ちのことではないよ』。
なんとも複雑な気持ちになりながらお聞きすると。
『”顔立ち”のことではなく”顔つき”のことだよ』
『人はね・・・女性で言うなら、
18歳から25歳のころに美しくても
それは何の自慢にもならない。
みんなその頃は”美しい”からね』
『でも、五十路を過ぎても美しい人、
化粧や服装ではなく、
仕草や、
表情が可愛らしいと感じる人は、
本当に”心が美しい人”なんだよね』
若い頃は、
表面的なものでごまかせても、
人は歳を追うごとに、
表情や仕草には、
その人の「本質」が刻み込まれていく。
つまり、
”顔つき”と”性格”とが一致していくという。
”顔立ち”よりも”顔つき”が
その人の魅力を左右する。
若く見えるのも、
笑顔の接客も一つの「価値」かもしれないけど、
”若作り・作り笑顔”はやがて化けの皮が剥がれるもの。