第2,848号・ブログ

 

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -34-

 

セミナーで話すことの一つに
「感謝の原理原則」というのがある。
よく”ありがとうは魔法の言葉”といわれ、
中には、
『ありがとう!』と口にするだけで、
自分だけではなく、
周囲の人達にまで「感謝の心」が広まり、
あなたのその一言で、
会社の中が明るくなるんです・・・・などと、
新興宗教チックなことをいう人もいるが、
「感謝」とは”ありがとう”を口にすることではない。
「感謝」とはあくまでも”動詞”である。

今までの自分と向き合い、
自分に関る全ての人やモノ、コトに対して、
自分自身が向き合ってきたことを振り返り、
その結果として、
自分自身で感じた足らなさや、
愚かさを改めるための行動をどうとっていくかという、
行動そのもののこと。

農業民族だった我が国は、
生活をするにも、
組織を支えるにも、
全てに”共同作業”が基本にあった。
田畑の水も、
皆で力を合わせ水路を整備し、
手が足りない時は、
隣近所で手を貸し合うというようなことが、
ごくごく自然に行われてきた。
ところが、
時代と共に、
そうした思いは失われていき、
便利という現象と引き換えに、
自分勝手な、
我欲がはびこる社会になってきてしまっている。
それが最も顕著に表れているのがビジネス社会。
”優勝劣敗”だとか、
”差別化”だとか、
相手に勝つことがビジネスの骨幹と思い込んでしまっている。
組織内でも、
個人成果主義とかいうのがはびこって、
他人に勝つことこそが成功者だと思い込まされ、
ライバルの寝首をかいてでも成果を上げるといった、
寂しい風潮が横行するようになってきた。

でも、
私達の日本というところには、
「おかげさま」というDNAが受け継がれている。
死ぬまで”組織人”として生きなくてはならない私達は、
この「おかげさま」を忘れると、
人生で生きていくという大原理原則を見失うことになる。

続きはまた明日のブログで!

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