《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている！」－21－

受験シーズンを迎えている人達も
いよいよ最後の追い込みかな？

この時期になると、
物事の「現象」に惑わされてはいけないということが
よく解る。

受験生の全てが
それぞれの望むところに合格すれば、
こんな良いことはない。
でも、
そうはいかないのが人生。

では、
なんでそうはいかないのか？

重要なことはそこ！

ビジネスだって同じ。
やる気が出ない。
なんか元気が無い。
能力が発揮されないでいる。

こんな状況を前にして、
『それは簡単です。アッという間に変えて見せます！』とか、
中には、
『この”やり方”でやれば
アッという間にスタッフ力が上がりました！』と嘯く人もいる。

そんな”やり方”が在ったらみんなやっている（笑。
一時的にそうなっているとしたら、
それは、
セミナーや研修を受けて、
『目から鱗でした！』
『感動しました！』といって何もやらない効果と同じ。

スタッフ力が低下していると感じたら。
あなたならまず何をしますか？

すぐにその状況を変えようとするなら、
それは大きな間違い。
相手は”人”ですから。
汚れたホールの床を
モップでその汚れを拭き取ればOKということとは違う。

遅刻をしてくるスタッフに対して、
遅刻をしないようにすることが問題解決ではないはず。

話を聞けば、
毎晩、
遅くまで呑んでいるとか。
『なんで？』と尋ねると、
職場の上司と上手くいかないらしい。

それも『なんで？』と尋ねると、
自分が作業場でヘアレスミスを良くするので、
良く怒られるとか。
今では、
名前を呼ばれただけで、
『また怒られるのか？』と委縮してしまう。

これを、
『遅刻なんかするな！』と叱責しただけで改善はしない。

よく、
楽しく取り組ませれば能力が引き出せる。
仲間との競争心を高めれば能力が引き出せる。
感謝することを教えれば能力が引き出せる。

こんなことをいう人がいるが、
そういう人は、
感謝とか、
能力とかの「本質」を理解されていない証。

受験もビジネスでの人材育成も、
勝手な妄想でゴールを描かいことだ。

達成イメージだけを強く描くのを”妄想”という。
そんなことは、
いま、
この瞬間の”やるべきこと”を見失わせるだけ。